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グジェリの紹介

2014年12月09日 09:17

グジェリという食器と装飾は、一体何だろうか

ロシア人である私でも、恥ずかしいことに小さい時からあまり知識がなかったのです。実家に帰って、グジェリを毎日のように見たて、つまり凝ったデザインの食器でご飯を食べたりお茶を飲んだりした時、やはりグジェリについて調べたくなってきました。それがきっかけです。

 そして、グジェリはまだあまり日本人に知られていないロシア文化の一つなので、ほんの少し紹介してみたく思います。 


 グジェリの地理学的な入門

 グジェリとはもともと、モスクワの近くにある27の村からなる地域をも意味しており、ロシアのヨーロッパ部*にある陶芸で有名な土地を指します。

*ロシアにはヨーロッパとアジアの部分があります。ウラル山脈はヨーロッパの東部の境の役割を果たしています。

上の地図では、だいたいの地理的な位置がわかるかと思うが、実際のイメージも挙げておきましょう。

そして、村にはこのような景色が多いです!

 グジェリの歴史

 グジェリは、昔から良質な粘土の産地として知られたものです。粘土の幅広い採掘が17世紀半ば以降始まったとしています。
 その粘土は様々な歴史上の人物によって評価されてきました。たとえば、1663年には当時ツァリだったアレクセイが医療品用容器作成のためにグジェリ地の粘土が必要だと指示をしました。有名な学者であるミハイル・ロモノーソフでもグジェリ粘土の質を高く評価しました。
 18世紀半ばまでグジェリ地域で食器や煉瓦、そして簡単な玩具を作っていました。
 1800年ごろ、ヴォロディノーという村で初めて磁気製品を作る工場が創立されてきました。
 ただし、19世紀半ばまでグジェリ芸術は繁栄していたが、20世紀半ばまで(およそ100年の間)発展せずに停滞していたのです。
 そして、1950年代以降、ナターリア・ベッサラーボワ(Nataliya Ivanovna Bessarabova)とアレクサーンドル・サルティコーフ(Alexandr Borisovich Saltikov)の尽力のおかげで、グジェリ芸術が再び盛んになってきます。

 

 詳しく言えば、ナターリア・ベッサラーボワがグジェリ芸術の塗り方のアルファベットを導入したり、彩色の新たな技や模様を考え出したりしました。
もちろん、ソ連時代だったので、陶芸の塗り絵のテーマとして農業もあり、蝶や自然、そして「1948年、ソ連」などのものもあったそうだ。


 グジェリについて私のコメント

 グジェリとはロシアの陶芸の独特な塗り方のことであり、中国の「青花」のように白と青の二色とそれにかかわる豊富で微妙なニュアンスのスタイルです。この二色は、なぜ白と青になったのかというと、私なりの考えですが、白が大地を覆っているきれいな雪を象徴しており、それに対して青が、澄んだ空気に溢れるほど冬の真っ青の空、雪の影などを象徴しているのではないかと思っています。例えば、有名なロシアの画家のグラバーリの絵を例に挙げてみたいです (以下の挿絵)。


 また、ある意味でロシアの国旗に似ているような色合いに関係が間接的にあるかもしれません。

 世界中の芸術史からみれば、そんなにユニークではない芸術といってもいいです。デルフト陶器や中国の青花など、似ているものが多少あるからですね。

しかし、古い歴史を有しているグジェリは、20世紀に再開し復興したため、まだ若い芸術と言っても過言ではないでしょう。
美しい自然の景色や草木のテーマにとどまらず、動物などの形をしている小さくてかわいい食器もあり、これから新たな展開、あるいは革命がグジェリの作成技術を待っているのではないかと、私は期待しながらグジェリを使い続けています。

 グジェリよ、こんごも頑張れ!

出典:

https://zoe-dorogaya.livejournal.com/200700.html?thread=6154236
https://melanyja.livejournal.com/734925.html
https://gzhellux.ru/proizvodstvo/xudozhniki/
https://pstbi.ru/bin/nkws.exe/docum/no_dbpath/ans/newmr/
https://www.bibliotekar.ru/k96-Grabar_Igor/
https://www.bibliotekar.ru/k96-Grabar_Igor/
https://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%93%D0%B6%D0%B5%D0%BB%D1%8C

 

 

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