ワーク・ライフ・バランスを考察するときは、まずはワークというのが何だろうか、あるいはライフとはどのようなものだろうかという解釈が必要で、論じる人によって異なるだけでなく、グローバルである21世紀では、個々人の国の文化・社会事情も経済のあり様も異なります。その上に、我々は住んでいる社会は常に激動する課程の中にあります。

 そして、この問題領域をより複雑するのはバランスという概念だと思っています。もちろん、多くの論点と同様に50%と50%とのバランスではないことを認めるが、一体何だろうか、バランスの検索も大きな問題の一つです。

 グローバルのスケールのジェンダー関係のあり様を研究している私にとっては、ワーク・ライフ・バランスという概念、議論、社会の変容の一つメカニズムであり、よく謳われるジェンダー平等の実現には欠かせない要素であると信じております。ジェンダーの側面にとどまらず、全体的に社会で活躍する人々の生活の質(満足感、充実感)が向上することに繋がるはずだと思っています。

 多くの社会の問題の解決に近付くためには、ワーク・ライフの間でいいバランスがある状態を学際的に研究しなければなりません。

それがゆえに、この問題領域がまた複雑になりがちです。しかし、現代の人々の生活を(少しでもいいから)よりよくするために、

頑張って処方箋を探す意味があります